現代サッカーにおいてはどのような試合でもセットプレーが得点源

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現代サッカーにおいてセットプレーは貴重な得点源といっていいでしょう。個々の選手の実力が足りず、押し込まれることが多いチームにとっては唯一の得点機会といえることもあるかもしれません。
実力下位のチームでもセットプレーで点を取れるのは、優秀なキッカーが一人いればなんとかなるケースが多いからです。
ゴール前の直接フリーキックであれば一人で点を取れます。その代表例がチャンピオンズリーグでのマンチェスターユナイテッド戦で当時セルティックに所属していた中村俊輔がフリーキックを決めたことでしょう。

一方、実力上位のチームが下位のチームを相手にずっと押し込んでいるのになかなか点が取れないということもあります。こういった試合でもセットプレーが有効です。いくら実力が劣っているとはいっても、たとえばゴール前に10人並んでいるようなチームから点を取ることは、チャンピオンズリーグで優勝するようなチームでも簡単ではありません。しかし、フリーキックやコーナーキックの機会を得れば、背の高いディフェンダーをゴール前に上げて、彼らの頭に合わせて得点を狙うことが可能になるのです。

PKはもっとも得点の可能性が高いセットプレーなので、意図的に獲得にいく選手は多いです。特にドリブルが得意な選手は、ゴール前で相手選手が揃っているにもかかわらずあえて突破を狙ったりします。もし、そのタイミングで相手選手が足を出してくれて転べば、PKをもらえる可能性が高いからです。